GIGI PROJECTは、歌手の一青窈が中心となって、音楽を聴くことが困難な環境にある人に歌を届けることを目的に始まったプロジェクトです。
日本には、音楽が大好きでも、長期入院を余儀なくされたり、保護者と離れて過ごさなければならなくて、楽しみたくても楽しめない、そんな環境に暮らす人が大勢います。
一青窈は、病院でのチャリティライブを、デビューする前の19歳のときから行ってきました。そのきっかけは、一青窈のお母さんが末期の胃がんのときに、友人とミュージカルを観に行ったこと。そのミュージカルは、どんな抗がん剤治療よりも彼女を元気づけました。
「人を元気にする歌がうたいたい!」
友人の子どもが小児病棟に入院していれば、病棟を繋ぐロビーでパーカッションと、ウッドベースとギターで。 知り合いのお母様が闘病していれば談話室で10数名に生声とアコースティックギターで。親戚が看護師として働いていた病院のホールでは、外来の患者さんも自由に聞けるシークレットライブを。車椅子利用者の方とバンドを組んで、全国のケアホームや介護施設でもライブイベントを行ってきました。
デビューのきっかけも、車椅子利用者の方とバンドを組んで、聴覚障害者の方たちのためのライブをしていたときに声をかけられたことでした。
デビューしてからは、地雷除去活動を行うカンボジアやアフリカのスラムにある学校で歌を交換し合ったり、2011年の東日本大震災では、被災した子どもたちに歌で寄り添うなど、肌で感じ、自分に何ができるかを問い、一個人として活動を続けてきました。
2020年の新型コロナウイルスのパンデミック以降は、病院ではなく児童養護施設で歌うことも増えました。
「人を元気にする歌を歌いたい」そんな思いからこれまで続けてきた一青窈のチャリティライブは、デビュー20周年を機に、プロジェクトして発足、これまで以上にたくさんの方へ歌を届けたいと思います。
「一青窈の歌を子どもたちに聞かせたい」そんな願いがあれば駆けつけられるように。ぜひプロジェクトを応援してください。